韓国でドコモ・au・ソフトバンクのローミングは使える?料金と速度の実情
韓国旅行の準備で、最後まで決まらないのがスマホ。
航空券もホテルも押さえた。あとは現地でどうやってネットにつなぐか、それだけが宙に浮いている。空港のカウンターで借りるのか、日本のキャリアのローミングをそのまま使うのか、それとも現地のSIMを買うのか。しかも韓国は、地図アプリもタクシー配車も翻訳も、ネットがないと何ひとつ動かない国です。
まずは、いちばん手間がかからない選択肢から見ていきます。
そもそも韓国で日本のスマホはそのまま使えるのか
使えます。NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3社とも韓国を国際ローミングの対象エリアにしていて、日本で使っている電話番号のまま通話・SMS・データ通信ができます。SIMを入れ替える必要はありません。
韓国の通信事業者は主に SKテレコム(SK Telecom)、KT(Korea Telecom)、LG U+ の3社で、日本のキャリアはこの現地網に接続する形でサービスを提供しています。つまり電波を出しているのは韓国の会社、請求するのは日本の会社、という構造です。
注意したいのは、機種によって挙動が違う点。日本国内専用に設計された古い端末や、一部の格安スマホでは韓国のバンドに対応していない場合があります。総務省が公開している電波利用ホームページでも、国際ローミングは端末の対応周波数に左右されると説明されています。2020年以降に発売されたiPhoneやAndroid主要機種であれば、まず問題ありません。
では、その「そのまま使える」に、いくら払うことになるのでしょうか。
docomo・au・ソフトバンクの韓国データ定額は結局いくらか
1日あたり980円前後から2,980円前後。これが2026年時点の相場です。3社とも「1日単位の定額プラン」と「日本の契約データ容量をそのまま海外で使うプラン」の2系統を用意しています。
安いプランと高いプランの差は「速度」
各社の低価格帯プラン(おおむね980円前後)は、1日あたりの高速通信量に上限があるか、そもそも速度自体が制限されています。地図とメッセージ程度なら足りますが、動画や写真の大量アップロードには向きません。
一方、高価格帯(2,980円前後)は日本国内と同等の高速通信が1日使い放題になるタイプ。家族や友人と写真を送り合ったり、コンサートの様子を配信したりするなら、こちらでないと途中で失速します。
日数で計算すると印象が変わる
ここが見落とされがちなポイントです。1日980円は安く感じますが、3泊4日なら4日分で3,920円。高価格帯を選べば11,920円になります。1週間の滞在なら2万円を超えることも珍しくありません。
| 滞在日数 | 低価格帯(980円/日) | 高価格帯(2,980円/日) |
|---|---|---|
| 2泊3日 | 約2,940円 | 約8,940円 |
| 3泊4日 | 約3,920円 | 約11,920円 |
| 6泊7日 | 約6,860円 | 約20,860円 |
料金プランは各社が随時改定するため、出発前にNTTドコモ、au、ソフトバンクの各公式サイトで最新の金額を確認してください。特に、申し込み不要で自動適用されるプランと、事前申し込みが必要なプランが混在している点は要注意です。
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そして、この「日数×定額」という計算式こそが、次に説明する選択肢を検討する理由になります。
現地SIM・eSIMと比べると、どちらが得なのか
短期滞在で通信量が少ないならローミング、3日以上または大容量を使うなら現地eSIMが有利です。価格差は数倍になります。
韓国の空港では、仁川国際空港(Incheon)と金浦空港のカウンターでプリペイドSIMが購入できます。加えて近年はeSIM(物理カード不要の電子SIM)が主流になりつつあり、日本を出発する前にオンラインで購入して設定を済ませられます。
それぞれの向き不向き
| 項目 | 日本キャリアのローミング | 韓国の現地SIM/eSIM |
|---|---|---|
| 日本の電話番号 | そのまま使える | 使えない(番号が変わる) |
| 設定の手間 | ほぼゼロ | 出発前または現地で設定が必要 |
| 4日間の目安費用 | 約3,900円〜11,900円 | 約1,000円〜3,000円 |
| トラブル時の窓口 | 日本語サポートあり | 英語または韓国語が中心 |
判断の分かれ目は、日本の電話番号を使い続ける必要があるかどうか。勤務先からの着信、銀行のSMS認証、予約サイトからの確認電話。これらが旅行中に発生しうるなら、番号が生きているローミングの価値は料金差を上回ります。
逆に、旅行中は日本と連絡を取らないと決めているなら、現地eSIMのコストパフォーマンスが圧倒的です。
なお、韓国観光公社の日本語サイトVisit Koreaでは、外国人旅行者向けの通信環境について、市内の主要エリアで無料Wi-Fiが利用できる旨も案内されています。ソウル市は公共Wi-Fi「Seoul Wi-Fi」を地下鉄駅やバス車内に展開しており、ソウル特別市の公式サイトから対象エリアが確認できます。ただし、移動中や屋外での安定性は期待しないほうが無難です。
通信手段が決まったら、次は速度の話をしましょう。「つながる」と「快適に使える」は別problemです。
韓国の4G・5Gローミング速度は、日本と同じように使えるのか
体感では日本と同等かそれ以上です。ただし、ローミング契約の内容によっては5Gに接続できない場合があります。
韓国は世界で最も早く5G商用サービスを開始した国のひとつで、韓国科学技術情報通信部(MSIT)の統計によると、全国の主要都市で5Gネットワークが整備されています。ソウル、釜山(Busan)、済州(Jeju)の観光エリアであれば、通信環境で困る場面はほとんどありません。
5Gが掴めないときに疑うこと
日本のキャリアの海外ローミングは、契約プランによって4G(LTE)までに制限されているケースがあります。画面上の表示が5Gにならないとき、まず疑うべきはこれです。次に端末の設定、最後に電波状況、という順番で確認していくと原因にたどり着きやすくなります。
もうひとつ、地下鉄での挙動。韓国の地下鉄はトンネル内でも通信できるよう整備されていますが、混雑時間帯は速度が落ちます。朝8時台と夕方18時台は、動画の読み込みに待たされることを前提にしておくと精神衛生上いいでしょう。
実際に速度が必要になる場面
観光で通信速度が効いてくるのは、地図の再描画とタクシー配車アプリです。特にカカオタクシー(Kakao T)は現在地の取得と配車状況の更新を頻繁に行うため、低速制限がかかった状態だと配車完了までに時間がかかります。
コンサートやイベント会場では話が別。数万人が同じエリアに集まると、キャリアを問わず通信が詰まります。これはローミングか現地SIMかに関係なく起きる現象です。
さて、ここまで読んで「ローミングにしよう」と決めた方に、最後の関門があります。
出発前にやっておく設定と、帰国後にやるべきこと
出発の前日までに、①ローミングプランの申し込み状況の確認、②端末のデータローミング設定、③不要アプリの自動通信オフ、の3つを済ませてください。この3つを飛ばすと、想定外の請求か、圏外かのどちらかになります。
1. プランの申し込み状況を確認する
各社の会員ページ(My docomo、My au、My SoftBank)にログインし、海外パケット定額の対象になっているかを確認します。自動適用のプランでも、上限設定や利用停止の設定が入っていると使えません。
2. 端末の「データローミング」をオンにする
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」。Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」。ここがオフだと、いくら契約していても現地でデータ通信ができません。
韓国に到着して機内モードを解除したあと、電波を掴むまで数分かかることがあります。すぐに圏外表示が出ても、5分は待ってみてください。
3. 自動通信を止める
写真の自動バックアップ、アプリの自動更新、動画アプリのプリロード。これらを止めておかないと、低価格帯プランの容量を到着初日で使い切ります。
帰国後の落とし穴
1日定額は「現地時間」ではなく各社が定める基準時刻で日付が変わるため、帰国日の朝に少し使っただけでもう1日分が課金されることがあります。関西国際空港や成田空港に着いたら、機内モードのままにしておくのが確実です。
また、帰国時の携帯品申告については日本の税関ルールが別途適用されます。税関(Japan Customs)の案内によれば、
海外から日本に入国(帰国)されるすべての方は、「携帯品・別送品申告書」を1通提出していただく必要があります。
スマホで完結する電子申告(Visit Japan Web)を使う場合も、その手続き自体に通信が必要です。帰国便に乗る前、韓国国内にいるうちに申告を済ませておくと、着陸後に慌てずに済みます。
まとめ
韓国旅行のスマホ回線は、金額だけで決めると後悔します。整理すると次の通りです。
- 日本3キャリアのローミングは韓国で問題なく使え、1日980円前後から2,980円前後が相場
- 3泊4日の総額は約3,920円から11,920円、韓国の現地eSIMなら1,000円台から選べる
- 日本の電話番号での着信・SMS認証が必要ならローミング、不要なら現地eSIMが合理的
- 5Gに接続できない場合は、電波ではなくローミングプランの制限を最初に疑う
- 出発前日までに「プラン確認」「データローミングON」「自動通信OFF」の3点を済ませる
今夜のうちに会員ページを開いて、対象プランになっているかだけ見ておきましょう。空港で気づくより、はるかに安く済みます。
자주 묻는 질문
Q韓国でローミングを使うと、日本にかけた電話も料金がかかりますか?
はい、海外から日本への通話は国際通話扱いとなり、データ定額プランとは別に通話料が発生します。1分あたり数十円から百数十円が一般的で、キャリアと通話先によって異なります。通話料を抑えたい場合は、LINEやカカオトーク(KakaoTalk)の無料通話機能をデータ通信経由で使う方法が現実的です。
Q1日定額プランは、韓国に着いた瞬間から課金が始まりますか?
多くの場合、現地でデータ通信が発生した時点で課金が開始されます。空港に着いて機内モードを解除しただけでも、バックグラウンドのアプリが通信すれば1日分が計上されます。深夜到着で当日は使う予定がないなら、ホテルのWi-Fiに接続するまで機内モードを維持するのが節約になります。
Q韓国の空港でSIMを買うのと、日本でeSIMを買うのはどちらがいいですか?
設定に不安がなければ、日本出発前のeSIM購入が有利です。到着直後から使えるため、空港のカウンターに並ぶ時間も、現地で設定に手間取るリスクもありません。ただしeSIM対応端末が必要で、SIMロックが解除されていることも条件になります。端末が対応していない場合は、仁川国際空港の通信各社カウンターで物理SIMを購入する形になります。
QモバイルWi-Fiルーターのレンタルはまだ有効な選択肢ですか?
複数人で1台を共有する場合には依然として有利です。3人以上のグループなら、1人あたりのコストがローミングやeSIMを下回ることがあります。一方で、受け取りと返却の手間、充電の管理、全員が同じ行動をとる必要があるという制約があり、単独旅行や別行動が多い旅程には向きません。
Q韓国のフリーWi-Fiだけで乗り切ることはできますか?
推奨しません。ソウル市や自治体が整備した公共Wi-Fiは駅やカフェで利用できますが、屋外の移動中や地方都市では途切れます。地図アプリやタクシー配車が必要な瞬間に限ってつながらない、という事態が起きやすいためです。また、公共Wi-Fiでの決済情報やログイン情報の入力はセキュリティ上避けるべきです。
출처 및 인용
- [1]
国際ローミングの利用可否は端末の対応周波数に左右される
출처: 総務省 電波利用ホームページ
- [2]
韓国の観光エリアにおける通信環境および無料Wi-Fi案内
- [3]
韓国全国の主要都市で5Gネットワークが整備されている
- [4]
ソウル市の公共Wi-Fi「Seoul Wi-Fi」の展開エリア
출처: ソウル特別市 公式サイト
- [5]
海外から日本に入国する全ての人は携帯品・別送品申告書を1通提出する必要がある
- [6]
韓国向け国際ローミングの料金プランおよび適用条件
출처: NTTドコモ 公式サイト
- [7]
韓国向け海外データ定額サービスの料金と申し込み条件
출처: au (KDDI) 公式サイト
- [8]
韓国での海外パケット定額サービスの提供条件
출처: ソフトバンク 公式サイト